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| ■原種から改良品種へ | |||||
| ショーベタ、プラカット、クラウンテール現在では様々な体型や色彩のバリエーションを持つベタですが、その出所は1箇所です(厳密には違いますけど)。これらの改良ベタはみんな元々はタイ周辺に生息するベタ・スプレンデンス(Betta splendens)と言う原種を改良して作り出されたものです。したがって生物学的には改良ベタはみんな同じ種類という事になります。 元々は、ベタの持つ闘争本能を利用して賭け事の対象にしていた人達の中で、より強い系統を作り出そうと考える人たちがいても当然の事です。何しろ生活掛かってますから(笑)。そんな所から、ベタの改良はスタートしたといわれています。代々強そうな個体を種親に累代繁殖させている中には、妙に赤みの強い系統とか、ボディのブルーが目立つ系統とか生じるのは当然予測できる事です。きっと「××村のソンが持ってる燃える闘魂(赤みの強い個体)は物凄く強いぞッ!」とか「いやいや◎◎村のバムの青い稲妻(青味の強い個体)の方が絶対強いさっ!」とか言うレベルから改良の歴史がスタートしたんではないでしょうか?勝手な想像ですけど・・・(笑)。そんな中、「実はベタって凄くキレイな体色じゃん!」って考える人がでてきても不思議ではありません。こうして、闘魚部門とは別に観賞用ベタの改良がスタートしたといわれています。 一般には改良ベタはベタ・スプレンデンスの品種改良によって作出されたって言われていますが、実際にはスプレンデンス種に近縁なベタ・インベリス(B.imbelise)、ベタ・スマラグディナ(b.smaragdina)、ベタ・マハチャイ(B.sp.Mahachai)などがその改良に役立ってきた事は確実で、現在でもタイのベタブリーダー達は当たり前のようにこれらの原種ベタを交雑させてます。 えっ?異種間交雑による弊害(生殖障害など)はないのかって??うーん、どうもあまり無いみたいです。本来、生物は違う生物との交雑(合いの子)をさせると、生まれてきた子孫は上手く繁殖できない事がほとんどなんですけどね〜。ライオンとヒョウの合いの子のレオポンとかみたいに。こうする事で、自然界にやたらめったらと新種と言うか雑種が生じるのが抑制されていて、コレを「生殖的隔離機構」って言います。 ・・・じゃあ、ベタの場合はナニ?生殖的隔離がないって事は、みんな同一種じゃないの??っとか聞かないでくださいね。この辺りまで突っ込むと収拾つかなくなっちゃうから。 |
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| Betta splendens | Betta smaragdina | ||||
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| Betta imbellis | Betta sp.Mahachai | ||||
| ■改良ベタ大区分 | |||||
| ■ PLAKAT | ■SHOW-QUARITY-BETTA | ||||
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原種にもっとも近い形状、つまりヒレが長く伸長しないタイプをプラカットと呼びます。。元々はタイ語で「プラー=魚」と「カット=咬む」から来ています。つまり、その闘争本能の旺盛さから付けられたネーミングという訳です。 元々は闘魚目的で、強さだけを追求した改良がなされていましたが今では、はじめから観賞目的で尾開きなども原種に較べてはるかに改善されたショープラカットが多数作出され、バンコクではショーベタ以上の普及をしています。 バンコクではショーベタ以上に人気のある品種なのですが、我が国での認知度はかなり低いものと言わざるを得ません。おそらくは「プラカットって、闘魚用の茶色いバッチイベタでしょ?」って言う誤まった認識が世に広まっているからだと思われ、逸品堂はこの現状を何とか打破したいとの想いが出発点となっています。そんなわけで、当然現時点そして今後も逸品堂のメイン商品である事は間違いありません! ショーベタと違い、ヒレが傷んだり裂けたりする事がほとんどないため維持管理が楽な点も長所の一つです。 |
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現時点で最も観賞面から改良が進んだ品種で、大きく広がる尾ビレをはじめとする見事な外見が最大の売りです。 元々はアメリカ人を中心にトラディショナルタイプのベタの飼育やコンテストの中から徐々に改良が進められてきた品種で、今でもショーベタの本場と言えばアメリカで間違いないでしょう。 以前は、尾ビレが扇形に開くデルタテールか、かなり半円近くまで開くスーパーデルタが主流でした。しかし、スイス人のラジフと言う人が、ほぼ半円状の尾ビレを持つハーフムーン(HM)と呼ばれる系統を作出した辺りから一気に人気に火が付き、現在のように改良ベタの王道にまで躍進しました。 現在では欧米並みとまでは行きませんが、我が国でも定期的にコンテストなどが開かれる程認知は上がっています。ただ、どうしてもコンテストが最終目的とされることが多いため、ヒレの形状や色彩面で様々な制約があり、そこが敷居の高さとなって一般に普及するまでにはまだ至っていません。最近では尾ビレが180度以上に開くオーバーハーフムーン(OHM)と言う系統まで出現して、より観賞価値の高い個体が作り出されています。 |
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| ■CROWN-TAIL | ■TORADITIONAL-BETTA | ||||
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ヒレの軟条(ヒレにある骨みたいな部分)が伸長するタイプを、王冠の形状にちなんでクラウンテールと呼びます。今までは、改良のベースに尾開きの悪いトラディショナルを使っていたため、ショップの小型容器の水底でダラぁ〜ってしている姿からあまり評判が良くありませんでした。 |
NO PHOTO | 改良ベタといえば通常はこのトラディショナル(通称トラッド)を指します。一般の熱帯魚ショップで「ベタくださいっ!」って言えば、まず100%この品種が出て来るはず(笑)。 本場バンコクで愛好されていたプラカットがアメリカにわたり、そこで多くの愛好家たちの手によってヒレが長くそして色彩的にも鮮やかなトラッドに作り変えられたと言われています。 ショーベタとの違いはヒレの開き具合にあり、こちらは扇形に開く事はなくベールテールかフラッグテールとなります。尾開きに優れたショーベタの登場ですっかり主役の座を奪われてしまった感がありますが、コンテストなどがない分、自由気ままに交配繁殖が出来、その結果非常に多くのカラーバリエーションがあります。 価格面でも他の改良品種に較べて信じられないほど安価で気軽に手を出しやすいのも魅力の一つです。ただ、我が国のショップでは気軽に飼育できる点をアピールしたいあまり、ガラスのコップなどに収容されろくに水替もしない最悪のコンディションで放置されている事が多く、本来の魅力の1%も出せていない状態であることが多いのは本当に残念な事です。 |
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| ■GIANT-PLAKAT | |||||
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簡単に言えば、「通常ではありえないサイズにまででかくなるプラカット」の事です。実際、成魚サイズでは全長が7−8cmを超え、一見するとスネークヘッドの幼魚の様にさえ見えてしまいます。通常のプラカットは飼育者がどんなに丹精込めて育成してもせいぜい全長5cmが限度ですから、その巨大なサイズにはビックリです。 ただ、今まではそのサイズばかり追及されてきたせいか、色彩など観賞面での改良は疎かになっており、見た目は「はっきり言ってババッチイ(笑)」個体ばかりでした。しかし、ここに来て観賞面からの改良を目指すブリーダーが急増し、ここ1−2年で急速にその観賞価値は急上昇しています。 この系統に関してはその出自に関しては謎が多く「3倍体だ」とか「他の原種との交雑種が起源だ」とか様々な憶測が飛び交っています・・・って、コレ言っているの私かぁ〜?(笑)。この件に関しては、ここで書くと長くなるので別の項でしっかりと論じたいと思っています。 |
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