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| ■マルチカラーってナニ? | |||||
| マルチカラー(MULTICOLOR)とは普通に考えれば多色系品種の事を指しているのはすぐ判ることですが、実際にその定義は微妙です。つまり、バタフライやマーブルだって多色系ですし、その境界線上の微妙な個体も多数存在してるからです。まぁ、実際の所、その品種区分は当事者の裁量に任されている部分が大であることは確かで、逸品堂では他のカテゴリーに区分できないすべての個体をマルチカラーって事にしてます(笑)。 それじゃ「マルチカラーってゴミ箱かぁ〜?」って考える方もおいでだと思われますが、違います!「宝石箱ですっ!」。ここは一つ発想の転換をしましょう(笑)。実際の所、我が国ではマルチカラー系は他の系統に較べるとワンランク下に見られる事が多いようです。しかし、品種の定義が曖昧と言う事はそれだけ作出自由度が高いと言う事でもあるわけで、想像を絶するような絶品個体がヒョコッと市場に出てきたりするのが一番多い、実は物凄い奥の深い系統なのです。 また、マスタードガスと言う改良ベタの数ある品種の中でもトップクラスの人気を誇る品種を擁するカテゴリーでもあり、今後絶対に要注目の系統と言えるでしょう。。 またマルチ系の中でも、ボディと各鰭が完全に別の色で色分けされた個体は正式にはバイカラー(2色系)と呼びますが、実際には完璧に色分けされていない事も多いため、逸品堂ではこの名称を用いずマルチカラーで統一しています。 |
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| オレンジ・マルチ | ピンク・マルチ | ||||
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| ブルー&レッド・メタル・マルチ | ブラックDG &イエロー・マルチ | ||||
| ■マスタードガス | |||||
| ブルー系(元々は褐色に近い色でした)のボディで、ヒレにイエローの色彩が載るタイプをマスタードガスと呼びます。この醜悪なネーミングに関しては非常に不満なのですが、ここまで世の中に浸透していると今更変更も出来ないでしょうね〜。もっとも、元々は「Master of ××」とか言うネーミングだったのがいつの間にか変化したと言う説もありますし、個人的にはこちらを信用したい所です。 ネーミングセンスは別として非常に華のある美しい品種で、実際に我が国でも絶大な人気を誇ります。一口にマスタードガスと言っても実際には明らかに区別できるいくつかの系統に分かれています。 ■ロイヤルブルータイプ ■ターコイズブルータイプ ■スチールブルータイプ ■パイナップルタイプ ■パープルブルータイプ ここではボディの色調で分けてみましたが、これ以外にヒレのイエローも随分バリエーションがあるため見た目でもかなりの個体差を感じます。ほとんどはブリーダー毎に特徴があるようで、バンコクに仕入れに行く際も「ロイヤルブルータイプが欲しいから××の店に行こう」などとかなり計画的に仕入れが可能です。もっとも、なかなか購入意欲が沸き起こるような個体は作出が難しいようで、在庫はあっても仕入れる気が起きないと言うケースがしばしばです。 |
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| ロイヤルブルータイプ | ターコイズブルータイプ | ||||
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| パイナップルタイプ | パープルブルータイプ | ||||
| ■ブルー系マルチ | |||||
| 全体がブルーを基調色としているマルチカラーをこのカテゴリーに分類しています。ほとんどすべてと言って良いほどブルーの基調色にレッドが混ざるブルー&レッド・マルチの個体です。繁殖の際に片親をブルー、片親をレッドにするとほぼ確実にこの品種が生まれて来るため作出fが楽なのでしょう。そのせいか、我が国最もポピュラーな改良品種であるトラッド系でも一番普通に見かけるカラーリングになっています。ある意味もっともベタらしい色調と言える訳で、逸品堂のカタログに掲載される個体数が少なめなのは、決してこの品種がバンコクで希少だからと言う訳ではなく、あまりにも豊富にいすぎてかえって仕入れる気がなくなるというか・・・(苦笑)。 もっとも、それ以外のブルー系マルチは決してありふれた存在ではなく、捜すのに結構苦労しています。最近ではドラゴン系との交配も進み、マルチカラーかドラゴンかどちらに区分しよう?と悩まされるような素晴しい外見の個体が次々と生産されるようになっています。 元々が、ベターの体色の中で一番美しいと思われるブルーを多用した品種だけに、じっくりと個体を選べば観賞面から言って一級品の個体を入手する事は十分可能だと思います。ただ、あまり品種としての個体率は高いとは言いがたいので、次世代はその表現形に若干ばらつきが生じるかもしれません。でも、そちらの方がブリーディングする側にしてみると楽しめますけどね(笑)。 |
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| ブルー&レッド・マルチ | ブルー&イエロー・マルチ | ||||
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| ブルー&レッド・メタル・マルチ | ブルー・メタル・マルチ | ||||
| ■レッド系マルチ | |||||
| なぜかブルー系マルチに較べるとバリエーションが少ないように感じてしまうこの品種です。最も一般的なのがダークボディ・レッドフィン・マルチかレッド&ブルー・マルチでしょう。共に古典的とも言える古くからある品種です。しかし、最近バンコクのブリーダー達は、レッドからピンクに、目標とする色彩が変移してきたように思えます。 確かに、ピンク系のほうが華がありますからね〜。でも、誰が見ても納得できる美しいピンクの個体と言うのは現地でも物凄く珍しく、大部分の個体は後述するカンボジア系でボディがレッドウォッシュと言うレベルで「何処がピンクなんだよぉ〜?」と言いたくなるものばかりです。 バンコクのブリーダーがピンク系を作出しようと考えた時、使われる種親はもちろん片方はレッド系、そしてもう一方はシルキーホワイトか使われる事が多いようです。もっとも、上手くレッドの上からシルキーホワイトが載ってくれれば良いのですが、なかなか期待通りには行かないようです(笑)。 このピンク系の美しい系統が固定されれば、今のところあまり人気が高いと言えないレッド系マルチも日の目を見る日が来るに違いありません。 |
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| ダークボディ・レッドフィン・マルチ | プラチナ&レッド・マルチ | ||||
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| ピンク・マルチ | レッドドラゴン・マルチ | ||||
| ■カンボジア系 | |||||
| ショーベタ 何故か改良ベタの世界ではボディがクリームホワイトでヒレが朱赤に染まる個体をカンボジア系と呼びます。通説では昔カンボジアでこの品種が作出されたからと言う事になっていますが、真偽の程は定かではありません。いずれにしても、他の品種に較べるとワンランク下に見られることが多いようです。 確かに、黄ばんだようなクリームホワイトと朱赤の組み合わせは、あまり見栄えがするものではありません・・・と言うか正確には「でした」と言うべきでしょう。右の4個体をご覧いただければお判りのように、現在のカンボジア系最新品種たちは他の品種と較べてもまったく見劣りするものではありません。 どの個体も、ボディの色をより鮮やかなホワイトに改良する事でここまでの外見を獲得しました。本来ホワイト&レッドと言う組み合わせは日の丸を国旗に持つ我が国のベタマニアに受け入れられない筈はなく、このレベルの個体がもっと頻繁に皆さんの目に触れるようになれば認識も大きく変化してくれる事でしょう。 もっとも、このレベルの個体を探すのはバンコクでも容易な事ではありません。少なくとも、マーブル系の逸品を探すのと同じくらいの労力は必要とするでしょう。ただ、マーブルと違って仕入れ価格の面ではあまり高騰していないのでその点は凄く助かります。問題は物凄い数のストックの中からこの系統の絶品を選び出すと「コレも同じだから買えっ」ってブリーダーが執拗に勧めてくる事でしょう(笑)。どう説明しても、彼らにはその他の有象無象と絶品個体の違いが判らないようです。この系統は美しいホワイト部分と、混じりけのないピュアなレッド部分が合わさって初めて物になるんですけどね。 |
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| シルキー&カンボジアン・マルチ | カンボジアン・ドラゴン・バタフライ | ||||
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| カンボジアン・マルチ | カンボジアン・マルチ | ||||
| ■イエロー系マルチ | |||||
| イエロー系のマルチカラーでもっともポピュラーなのはダークボディ・イエローフィンでしょう。なぜかプラカットよりショーベタでよく見かける品種です。かつてのソリッド・イエローが現在のようにピュアイエローではなくあまり美しいボディを持っていなかったときに代用?としてボディが褐色のこの個体がよく生産されていた訳ですが、ソリッド・イエローが劇的にクオリティをアップさせた今もはやその役目は終わりつつあるのか、あまり人気がある品種とは言えない状態になっています。 ただ、これでボディがカッパー・ドラゴンに変わると話はまったく別で、我が国でも確実に固定ファンのいる隠れた人気品種となっているから不思議なものです また、同じイエロー・マルチと言ってもほぼパステルイエロー一色に染まった系統は180度印象が異なり、実に華やかな品種となっています。パステル調の柔らかい色調ながら、光の当たり方によってはキラキラと黄金色に輝くと言う大変ゴージャスな品種で、特に「黄色=金運」を信じる華僑の方を中心に物凄く人気があるようで、バンコクでも結構捜すのに苦労します。 また、イエローと言う色彩にはまだまだ謎が多く、ヒレに絞り模様にイエローが入ったり小さなスポットとして存在したりと実に不思議な現れ方をします。今までの品種ではまったく見られなかった表現形であり、これからの新品種作出には非常に大きなカギを握っているカラーである事は間違いないでしょう。 |
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| ダークボディ・イエローフィン | パステルイエロー・マルチ | ||||
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| カッパードラゴン&イエロー・マルチ | ダークボディ・イエローフィン | ||||
| ■オレンジ系マルチ | |||||
| オレンジというカラー自体が比較的最近になって作出されただけに、このカラーを使ったマルチもほとんどが最近の品種と言えるでしょう。もっともポピュラーなのがダークボディ・オレンジフィンで以前から存在するダークボディ・イエローフィンの存在を考えれば登場してあたりまえと言えるかもしれません。少し前までは、明らかにソリッド・オレンジよりもワンランク下に見られていましたが、2007年にボディがカッパードラゴンのオレンジフィンが登場し、品薄状態と言う事もあり我が国でも物凄い人気です。 他にもショーベタで言えば2007年の夏過ぎに突如バンコクの市場に登場したパステル&オレンジ・マルチも本当に素晴しい品種だと思います。光線の具合によっては虹色に輝く美しい体色で逸品堂では入荷とほぼ同時に完売してくれました。ただ、その後どうした事かバンコクの市場で一切この系統を見かけないのが非常に心配です。だって、逸品堂としてはこの個体のバックオーダー大量に抱えているんですから(笑)。 また、同じく2007年の秋口にバンコクでデビューしたプラカットのオレンジ・マルチも画像ではソリッド・オレンジのようですが実はボディには美しいエメラルドグリーンの輝点が整列しており、本当に美しい品種です。こちらは、作出ブリーダーから直接購入しましたし、結構しつこい性格らしく(笑)一つの品種をずっといじくり回す習性がある彼の事ですから当分は品種の維持に心配は御無用でしょう いずれにしても、。出自の比較的新しいカラーだけに今後より一層多くのほかの品種と交配されて、新たな魅力溢れる新品種誕生の手助けをしてくれる事でしょう。。 |
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| ダークボディ・オレンジフィン | オレンジ・マルチ | ||||
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| カッパードラゴン&オレンジ・マルチ | パステル&オレンジ・マルチ | ||||
| ■ホワイト系マルチ | |||||
| ホワイト系マルチにはホワイトの色調により以下の3つの系統があります。 ■オペックホワイト系(純白に近いホワイトが基調色) ■パステルホワイト系(ややブルーやピンクなど他の色彩の混ざったパステル調のホワイトが基調) ■シルキーホワイト系(絹のような光沢を持つホワイトが基調色) 同じホワイトマルチと言ってもこの3つの系統は全然違った雰囲気を持っています。オペックの方は清純とか可憐とかいうイメージだとすれば、パステルの方は艶やかとか妖艶と言う感じです。普通に考えれば、絹の光沢を持つシルキーホワイト系が一番美しくなるような気がするのですが、実際にははずした感じの(笑)個体が多いようです。 一番の原因はシルキーホワイトは他の色の上に、パウダーシュガーを振りかけたような状態(あくまでも見た目)なので、下地の色が上手く鮮やかに表現できない事が多いのです。また、どうした訳かホワイトが眼球の上にまで乗ってくることがあり、コレなどは目玉が白濁しているようで結構不気味です(苦笑)。同じ現象は、メタルドラゴンでも見られますが、生まれつきそうなっているのではなく、成長と共に眼球の上にホワイトが覆いかぶさってくるので、一生懸命育てていた個体がこんな風になった日には、それこそ涙もんです。まぁ、なんとかこんな状態になっても視力は確保できているようなので(たぶんかすんで見えてると思いますけど)まだその点が救いです。 |
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| シルキーホワイト・マルチ | オペックホワイト・マルチ | ||||
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| パステルホワイト・マルチ | パステルホワイト・マルチ | ||||
| ■ブラック系マルチ | |||||
| どういう訳か今のところブラック系マルチのほとんどすべてがブラック&ブルーのようです。バンコクではブラック・オーキッドと言う名称で呼ばれることも多く、我が国でもこの通称名を使う事も増えてきました。いずれにせよ、土台となるブラック系大好きの日本人がこの系統を嫌いなはずもなく(笑)、予想通りに人気品種です。 最近ではショークラウンに素晴しい個体が多々見られるようになってきていて喜ばしい限りです。しかも単純なブラック&ブルーではなく、ヒレの付け根にレッドの入るトリカラー・マルチになっておりその艶やかさはまた格別です。この外見でショーベタが作られたら物凄い人気を博す事でしょう。国内のコンテスト総なめにしたいと密かに狙っているそこの貴方っ!絶対狙い目ですぜ(笑)。 この品種の作り方は結構簡単で、ソリッド・ブラックにソリッド・ブルー(ロイヤルかターコイズ)を掛け合わせるとほぼ確実にこの系統の出来上がりです。ただ、スチールブルーを使っちゃダメですよ。そうするとただの(笑)ソリッド・ブラックになっちゃう可能性がありますから。 個人的にもっとも好みの品種の一つだけに逸品堂への入荷はプラカット、ショーベタ、ショークラウンのどれもがかなり豊富ですから、じっくり選んで自分の狙い通りの個体をチョイスしちゃってください。 |
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| プラカット | ショーベタ | ||||
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| ショークラウン | ショークラウン | ||||